Lv.2 文字と音の魔法

文字や基本的な発音を覚え始め、少しずつアラビア語の地図が広がっていく!

アラビア語28個の文字の「顔」を知る、アラビア文字と初対面!

「アラビア語の文字って、なんか難しそう…」

そう思っているあなた! 大丈夫です。 アラビア語の文字は、確かに日本語や英語とは見た目が全然違いますよね。まるで、砂漠の奥深くに隠された、神秘的な記号のよう。

でも、安心してください。この「アラビアン・トーク」の魔法のじゅうたんに乗れば、そんな神秘的な文字たちと、楽しく「ご対面」できちゃいますよ!

 

アラビア文字は「28人の個性豊かな仲間たち」

アラビア語の文字は、全部でたった28個。 英語のアルファベットが26個だから、ちょっとだけ多いけど、考えてみてください。たった28人の仲間を覚えれば、あなたはアラビア語の世界で、どんな言葉でも読み書きできるようになるんです!

まるで、新しいクラスに転校してきたときに、28人の個性豊かなクラスメイトと出会うようなもの。最初は「え、誰が誰だか…?」ってなるけど、一人ひとりの「顔」と「名前(音)」を覚えていけば、すぐに仲良くなれますよね?

アラビア文字も全く同じ。まずは、この28人の「顔」と、それぞれがどんな「音」を出すのか、じっくり見ていきましょう。

 

まずは「単独形」でご挨拶!これが彼らの「基本の顔」だ!

 

アラビア文字には、単語の中で形が変わる「変装の達人」という側面も持ち合わせています。 でも、まずは彼らが「一人でいるとき」の顔、つまり「単独形」を覚えるのが第一歩です。

例えるなら、クラスメイトが制服を着て、きちんと座っている状態。これが彼らの「基本の顔」なんです。まずはこの基本形をしっかり頭に入れましょう。

28人の仲間たちと、順番にご挨拶していきましょう。


【アラビア文字 28人の仲間たちとご対面!】

  1. ا (アリフ) :まるで「1」みたい? 「ア」や「アー」の音を出す、一番シンプルな文字。
  2. ب (バー) :お皿の下に点が一つ。「バ」の音。
  3. ت (ター) :お皿の上に点が二つ。「タ」の音。
  4. ث (サー) :お皿の上に点が三つ。「スィ」の音(英語のthのように舌を挟む音)。
  5. ج (ジーム) :お腹に点が一つ。「ジャ」の音。
  6. ح (ハー) :点がない「ハ」の音。喉の奥から出す、ちょっと強めの息の音。
  7. خ (ハー) :頭に点が一つ。「ハ」の音。喉の奥をこするように出す音。
  8. د (ダール) :まるで「D」の逆? 「ダ」の音。
  9. ذ (ザール) :頭に点が一つ。「ザ」の音(英語のthのように舌を挟む音)。
  10. ر (ラー) :ちょっと丸まった「ラ」の音。
  11. ز (ザイ) :頭に点が一つ。「ザ」の音。
  12. س (スィーン) :波打つ「サ」の音。
  13. ش (シーン) :波の上に点が三つ。「シャ」の音。
  14. ص (サード) :ちょっと太い「サ」の音。喉の奥を広げる感覚。
  15. ض (ダード) :頭に点が一つ。ちょっと太い「ダ」の音。
  16. ط (ター) :丸い「タ」の音。喉の奥を広げる感覚。
  17. ظ (ザー) :頭に点が一つ。丸い「ザ」の音。
  18. ع (アイン) :喉の奥を締める「ア」の音。日本語にはない独特の音。
  19. غ (ガイン) :頭に点が一つ。喉の奥を鳴らす「ガ」の音。
  20. ف (ファー) :点が一つ。「ファ」の音。
  21. ق (カーフ) :点が二つ。喉の奥を鳴らす「カ」の音。
  22. ك (カーフ) :点がなく、ちょっと違う形の「カ」の音。
  23. ل (ラーム) :まるで「L」みたい? 「ラ」の音。
  24. م (ミーム) :まるで「M」みたい? 「マ」の音。
  25. ن (ヌーン) :お皿の上に点が一つ。「ナ」の音。
  26. ه (ハー) :「ハ」の音。息を吐くように出す。
  27. و (ワウ) :まるで「O」みたい? 「ワ」や「ウー」の音。
  28. ي (ヤー) :点が二つ。「ヤ」や「イー」の音。

どうですか?なんか、似てるようで違う、点々の数がポイント、みたいなのが見えてきましたか? そう、アラビア文字は、「形が似ていて、点々の数や位置で区別する」仲間が多いんです。まるで、双子や三つ子を見分けるような、ちょっとしたゲーム感覚で楽しめますよ!

 

「右から左へ」の秘密!目線の冒険を始めよう!

アラビア語は右から左に書くので、読むときも右から左へ目線を動かします。

最初は、まるで逆走している気分になるかもしれません。でも、これは新しい冒険の始まり! 普段とは違う方向へ進むことで、新しい発見があるんです。

例えば、いつも左から右へ読む習慣がある私たちにとって、右から左へ文字を追うのは、脳の新しい部分を使う「脳トレ」にもなります。ちょっとした集中力アップにもつながるかも?

 

さあ、魔法のじゅうたんは準備OK!

28個の文字の「顔」を覚えるのは、アラビア語という広大な砂漠を旅するための、最初の「地図」を手に入れるようなもの。

最初は少しずつ、焦らず、楽しみながら覚えたいですね。

そして、一人でいる時の顔を知った後は「変装ルール」の秘密も解き明かしにいきましょう。

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