Lv.2 文字と音の魔法

文字や基本的な発音を覚え始め、少しずつアラビア語の地図が広がっていく!

はじめてのアラビア語に挑戦、書き方を具体例をあげて説明(まるで流れるアート)

「アラビア語って、どうやって書くの?」
「右から左に書くって本当?」

そう思ったあなた!素晴らしいですね! 「アラビアの扉」へようこそ。ここでは、アラビア語の「書き方」にまつわる秘密を、魔法のじゅうたんに乗って、一緒に解き明かしていきましょう!


 

アラビア語の文字は、まるで「流れるアート」

アラビア語の文字は、まるで流れるような美しいアートのようです。曲線が多く、つなげて書かれるのが特徴。そして、一番の驚きは…

右から左へ書く!

ということ!普段、左から右へ書いている私たちにとっては、まるで時間の流れが逆になったような、不思議な感覚ですよね。

  • 例えるなら: 日本語の縦書きと横書きのように、アラビア語には独特の「書き方のルール」があるんです。このルールを知れば、あなたもアラビア語の文字アートを楽しめるようになりますよ!

 

アラビア文字の「秘密のルール」を解き明かそう!

アラビア語の文字は全部で28文字。でも、それぞれの文字には、いくつかの「秘密のルール」があります。このルールを知れば、あなたもアラビア語の文字をスラスラと書けるようになりますよ。

 

ルール1:右から左へ

これはもうお伝えしましたね!文字だけでなく、数字も右から左へ書きます。

  • 例: 「こんにちは」と書く場合、日本語では「こんにちわ」と左から書きますが、アラビア語では右から文字をつなげていきます。

 

ルール2:文字は「変身」する?

アラビア文字の多くは、単独で書かれる時、単語の最初、途中、最後で形が少し変わります。まるで、文字が状況に合わせて「変身」するみたいでしょ?

  • 例: アラビア語の「B」の音を表す文字「ب」を見てみましょう。
    • 単独で書く時:ب
    • 単語の最初に来る時:بـ
    • 単語の途中に来る時:ـبـ
    • 単語の最後にくる時:ـب
  • 例えるなら: 日本語のひらがなで「あ」が「あ」と書かれるのに対し、アラビア語は「あ」が「あ」「あー」「ーあー」「ーあ」のように、つながり方で形が変わるイメージです。最初は戸惑うかもしれませんが、慣れるとこの変化が楽しくなりますよ!

 

ルール3:母音は「記号」で表す

アラビア語の文字は、基本的に子音を表します。日本語の「あいうえお」のような母音は、文字の上や下に書かれる**小さな記号(発音記号)**で表されることが多いんです。

  • 例: 「本」を意味する「kitaab」という単語を見てみましょう。
    • 文字だけだと「ktb」のように見えますが、母音記号をつけることで「كِتَابٌ」と正しく読めるようになります。
  • 例えるなら: 漢字にふりがなを振るように、アラビア語では**母音記号が「読み方ガイド」**の役割を果たしているんです。

 

アラビア文字を書いてみよう、基本の文字と発音のヒント

ここでは、アラビア語の文字の中から、いくつか代表的なものとその発音のヒントをご紹介します。まずは、これらの文字から「魔法のペン」を握って、書いてみましょう!

アラビア文字(単独形) 発音のヒント(カタカナは目安です) 書き方のポイント
ا (Alif) 縦棒。単語の最初では母音「アー」の役割も。
ب (Bāʾ) 下に点があるお皿のような形。
ت (Tāʾ) 上に点二つがあるお皿のような形。
ث (Thāʾ) 舌を軽く噛む「th」の音。点三つがあるお皿のような形。
ج ジャ (Jīm) お腹の下に点がある形。
ح (Ḥāʾ) 喉の奥から出す「ハ」の音。点がない形。
خ (Khāʾ) 喉の奥から出す「ハ」より強い「カ」の音。上に点がある形。
د (Dāl) シンプルな半円形。
ر (Rāʾ) 短い曲線。
ز (Zāy) 「ラ」に点がついた形。
  • َ (ファトハ):文字の上に書かれ、「ア」の音を表す。例:بَ (バ)
  • ِ (カスラ):文字の下に書かれ、「イ」の音を表す。例:بِ (ビ)
  • ُ (ダンマ):文字の上に書かれ、「ウ」の音を表す。例:بُ (ブ)

これらの記号を組み合わせることで、文字の読み方が決まります。最初は難しく感じるかもしれませんが、少しずつ慣れていきましょう。


 

文字を繋げてみよう!アラビア語の単語の書き方(パズルを完成させよう)

アラビア語の文字は、単語の中でお互いにつながり合います。まるで、一つ一つの文字がパズルのピースで、ぴったりとはめ込むことで一つの絵(単語)が完成するようです。

いくつか例を見てみましょう。

  • D + A + R A (家)
    • 文字がバラバラ:د + ا + ر
    • 繋げると:دار (dār)
    • 例えるなら: 日本語の「だ・あ・る」が「だーる」と繋がるように、文字が合体して一つの単語になります。
  • Q + A + L A M (ペン)
    • 文字がバラバラ:ق + ل + م
    • 繋げると:قلم (qalam)
    • ポイント: 「ق」や「ل」は、単語の途中や最後で形が変化しているのが分かりますね。

どうですか?バラバラだった文字が、きれいに繋がって一つの意味を持つ単語になるのは、なんだか感動しませんか?


 

なぜアラビア語の「書き方」を知ると、ワクワクするの?

アラビア語の「書き方」を知ることは、単なる文字の練習ではありません。それは、アラブ世界の美しい書道や、古文書、そして日々の看板や表示を、自分の目で「解読」できるようになるということ。

  • 例えるなら: まるで、秘密の地図の暗号を解き明かすように、アラビア語の文字が読めるようになると、今までただの模様に見えていたものが、意味のある言葉として飛び込んでくるようになります。これは、新しい世界への扉を開く、最高の知識の宝物です!

 

アラビア語の書き方を学ぶ

結局、「アラビア語の書き方」を学ぶことは、 「最初は右から左、文字の形も変わるし、母音は記号…と戸惑うかもしれないけれど、一度その『秘密のルール』をマスターすれば、あなたはアラブ文化の『美しい文字アート』を自分の手で生み出し、言葉の奥深さを全身で感じられるようになる!」 ということなんです!

さあ、あなたの「アラビア語の扉」の旅が、この「書き方」という魔法で、ますます豊かなものになりますように。

次の「秘密の文字」では、アラビア語の数字の書き方にも挑戦してみましょう。

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