
アラビア語の文字「4つのルール」をわかりやすく解説【基礎を図解】
「アラビア語の文字って、なんだかミミズみたいで複雑そう…」
「右から左に読むなんて、目が回りそう!」
実は、「アラビア語 文字」はたった28個しかありません。英語のアルファベット(26文字)とほとんど変わらない数なのです。
ここでは、一見難解なアラビア文字を「基本ルール」をわかりやすく解説します。読み方のコツさえ掴めば、まるで宝探しのように楽しくマスターできるようになります。
さあそれでは、アラビア語の文字の秘密を解き明かしに行きましょう。
アラビア語の文字、知っておくべき4つの基本ルール
アラビア語の文字は、一見すると砂漠の遺跡に描かれた「秘密の暗号」のように見えます。しかし、この暗号を解く鍵は非常にシンプルです。まずは基本の4つの特徴を押さえましょう。
アラビア文字の覚え方:まずは「マップ」を手に入れよう
いきなり全てを暗記しようとせず、以下の3ステップで攻略していきましょう。
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28文字の「顔(単独形)」を知る
まずは基本の形を眺めて、親しみを持つことからスタート。 -
「変装ルール」を絵合わせ感覚で楽しむ
単語の中でどう形が変わるか、ビフォーアフターを見比べる。 -
「隠れ母音」を見つける
文字の上や下にある記号に注目する癖をつける。
この3つのステップを踏むことで、アラビア文字はただの「記号」から、意味を持つ「言葉」へと変わります。
【Q&A】アラビア語の文字についての素朴な疑問
Q1.アラビア語は「世界一難しい言語」って本当ですか?
A. 文字の見た目でそう思われがちですが、実はルールは論理的です。
文字は28個しかありませんし、発音とつづりの関係も英語より規則的です(書いてある通りに読みます)。文法もパズルのように論理的なので、理系的な面白さがある言語と言われています。
Q2.左利きだと書くのが大変ですか?
A. 実は、左利きの人の方が書きやすい説があります!
アラビア語は「右から左」へ書くため、右利きの人がインクで書くと手が汚れてしまうことがありますが、左利きなら手が汚れず、スムーズにペンを走らせることができます。
Q3. 数字も「右から左」に書くのですか?
A. いいえ、数字だけは「左から右」に書きます。
これがアラビア語の不思議なところです!文章は右から左へ読み進めますが、数字(電話番号や年号など)が出てきた時だけは、日本と同じように左から右へ読みます。
Q4. パソコンやスマホで入力できますか?
A. もちろんできます!
iPhoneやAndroid、Windowsの設定で「アラビア語キーボード」を追加するだけです。キーを打つと、自動的に文字がつながって表示されるので、感動しますよ。
【今日のアラビア語】さっそく1つ覚えてみよう!
せっかく「アラビア語の文字」について知ったのですから、これに関連する単語を1つだけ学んでみましょう。
今日覚える単語は、まさに「文字」です。
今日の単語:「文字(ハルフ)」
| アラビア語 | 発音 | 文字 |
| حَرْف | ハルフ(Harf) | 文字 |
解説とポイント
この「ハルフ(حَرْف)」という単語は、3つの文字が合体してできています。
- ح(ハー):喉の奥から息を吐き出す音。
- ر(ラー):巻き舌の「ラ」の音。
- ف(ファー):英語のFと同じ、下唇を噛む音。
★ここに注目「つながらない文字」
真ん中の「ر(ラー)」をよく見てください。左隣の「ف(ファー)」と手が切れていますよね?
実はアラビア語には、「左側(次の文字)とは絶対に手をつながない」という頑固な文字が6つだけあります。「ر(ラー)」はそのうちの1つ。
こういう「例外」を見つけるのも、アラビア語学習の醍醐味です。「ハルフ」、ぜひ今日覚えてみてくださいね!
アラビア文字の学習は「謎解き」のように楽しもう
アラビア語の文字は、英語や日本語とは全く異なる見た目をしていますが、「たった28文字」「4つの変装」「隠れ母音」というルールさえ分かれば、決して難しいものではありません。
この「アラビアン・トーク」では、そんなアラビア文字の世界を、魔法のじゅうたんに乗って旅するようにガイドしていきます。
さあ、恐れることはありません。
次は実際に、28個の文字たち(アリフ、バー、ター…)とご対面してみましょう!あなたとアラビア語の新たな物語が、今ここから動き出します。








