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レバノン観光ガイド、おすすめスポット10選と旅の基本情報を解説

「レバノンと聞いて、何を思い浮かべますか?」
「中東の国って、観光できるの?」「治安は大丈夫?」

そこで今回は、古代文明の歴史と地中海の美しい自然が共存する、レバノンに観光について解説していきます。最後には、レバノンという国が「中東の宝石箱」だとわかっていただけると思います。

それでは、レバノン観光を考えている初心者の方に向けて、おすすめの観光スポット10選から、最も気になる治安の現状まで、あなたの旅を成功させるための情報をすべてまとめました。さあ、一緒にレバノンの魅力に触れる旅に出かけましょう!


 

大前提!レバノンってどんな国

レバノンは、地中海に面した小さな国です。長い歴史の中で、フェニキア、ローマ、オスマン帝国など様々な文化の影響を受けてきました。

特に首都ベイルートは「中東のパリ」と呼ばれ、おしゃれなカフェやレストラン、活気あふれるストリートが魅力です。一方で、内戦の爪痕も残されており、街のいたるところで過去と現代が交錯する、ユニークな雰囲気を持っています。

例えるなら: まるで、長い歴史を持つヨーロッパの古都と、活気あふれるアジアの大都市が、一つになったような国です。レバノンは、訪れる人々を飽きさせない、尽きることのない魅力に満ちています。


 

【必見】レバノン観光おすすめスポット10選

レバノンには、古代の歴史から息をのむような絶景まで、様々な魅力が詰まっています。初心者におすすめの10のスポットを厳選しました。

スポット名 魅力・ポイント
ベイルート:
中東のパリを散策
活気あふれる首都は、レバノン観光の玄関口です。フランスの香りが漂うソリデール地区でおしゃれなカフェを巡ったり、国立博物館でレバノンの歴史に触れたりすることができます。夜には、活気あふれるバー・ストリートで地元の人々と交流するのもおすすめです。
ビブロス:
世界最古の都市で歴史を体感
世界遺産にも登録されているビブロスは、約7,000年前から人々が住み続けた「世界最古の都市」の一つです。古代フェニキア人が作った港や十字軍の城を歩くと、まるでタイムスリップしたかのような気分を味わえます。
バールベック:
ローマの神殿に圧倒される
レバノン東部にあるバールベックは、ローマ帝国時代に建設された巨大な神殿群です。特にジュピター神殿は、その圧倒的なスケールと保存状態の良さから、見る者を言葉を失わせるほどの迫力を持っています。
ハリーサ:
絶景と信仰の地へ
ベイルートの北に位置するハリーサは、ケーブルカーで丘を登ると、巨大なレバノン聖母像が出迎えてくれます。像の足元からは、地中海とベイルートの街並みを一望できる、息をのむような絶景が広がります。
カディーシャ渓谷:
自然の美しさに癒される
「聖なる谷」として知られるカディーシャ渓谷は、緑豊かな山々と切り立った岩肌が織りなす、壮大な自然の景観が魅力です。トレッキングを楽しみながら、この地の美しい景色と澄んだ空気を満喫できます。
ジェイタの洞窟:
幻想的な地下世界を冒険
レバノン観光で最もユニークな体験の一つが、この巨大な鍾乳洞です。下層の洞窟ではボートに乗って探検することができ、幻想的な光景が広がります。上層の洞窟は歩いて見学でき、自然が作り出した芸術に圧倒されます。
ティルス:
壮大なローマ遺跡と海の景色
世界遺産であるティルスには、ローマ時代の競技場や凱旋門、公共浴場など、見事な遺跡が残されています。地中海に面しており、遺跡と海の景色が融合した美しい光景は必見です。
シドン:
歴史的な漁港と十字軍の城
港に浮かぶように建つ海の城は、十字軍が建てたユニークな城塞です。城から旧市街を眺めたり、活気あふれるスーク(市場)を散策したりと、歴史と日常が交錯する街の雰囲気を楽しめます。
トリポリ:
レバノン第2の都市でイスラム文化に触れる
イスラム文化が色濃く残る街で、活気あふれるスークや歴史的なモスクを巡ることができます。迷路のように入り組んだ旧市街を歩けば、まるで中世の世界に迷い込んだような気分を味わえます。
アンジャル:
ウマイヤ朝の宮殿跡を散策
8世紀に建てられたウマイヤ朝の宮殿跡で、世界遺産にも登録されています。モスクや公衆浴場、宮殿の遺跡が残っており、レバノンの多層的な歴史を感じることができます。

 


 

レバノン旅行の基本情報(物価・食事・お土産)

旅の計画を立てる上で欠かせない、基本的な情報をまとめました。

食事:地中海と中東の融合、レバノン料理

レバノン料理は「中東のパリ」と呼ばれるように、地中海料理の影響を受けており、新鮮な野菜やハーブ、オリーブオイルをふんだんに使います。

  • フムス: ひよこ豆のペースト。レバノン料理の定番で、パンにつけて食べます。
  • タブレ: パセリが主役のサラダ。爽やかな風味が特徴です。
  • シャワルマ: 肉を削ぎ落としたサンドイッチ。屋台で気軽に楽しめます。

価格帯・物価:日本より安価な物が多い

レバノンの物価は、日本と比較すると安価なものが多く、旅行者にとっては嬉しいポイントです。

  • ローカルレストラン: 食事代は500円~1,500円ほど。
  • タクシー: 初乗りは約300円から。

おすすめのお土産

  • オリーブオイル: 質の高いオリーブオイルは、料理好きにはたまらないお土産です。
  • レバノンワイン: ワイン造りは紀元前から行われており、世界的に高い評価を受けています。
  • お菓子: 豊富な種類のナッツを使ったお菓子も人気です。

 

レバノン観光モデルコース(3泊4日)

初心者におすすめの、効率よく主要スポットを巡るモデルコースを提案します。

  • 1日目: ベイルートに到着。街の雰囲気を楽しみ、ローマ浴場跡やダウンタウンを散策。
  • 2日目: ビブロスへ。世界最古の都市のロマンに浸り、地中海の美しい景色を堪能します。
  • 3日目: バールベックへ。圧巻のローマ遺跡をじっくり見学し、レバノンの歴史の深さを感じます。
  • 4日目: ハリーサへ。ケーブルカーで丘を登り、絶景を眺めながら旅の思い出に浸ります。

 

【最も重要】レバノン旅行の安全性について

レバノンは、ニュースなどで不安定な情勢が報道されることがあります。観光客が訪れる主要なエリアとそれ以外の地域では安全性も変わってきますので注意が必要です。
旅行の際は以下の点に注意してください。

  • 最新情報の確認:
    出発前には、必ず 外務省の公式サイト  で最新の情報を確認しましょう。また、現地ではSNSや現地のニュースで最新の情報をチェックすることも重要です。
  • 比較的安全なエリアと避けるべきエリア:
    ベイルート中心部や観光地は比較的安全ですが、シリア国境付近や一部の難民キャンプ周辺など、危険情報が出ている地域には絶対に近づかないでください。
  • 旅行中の注意点:
    夜間の単独行動は避け、デモや集会が行われている場所には近づかないようにしましょう。また、タクシーを利用する際は、メーターを使うか、乗る前に料金を確認することが賢明です。

現在の治安状況は、外務省 海外安全ホームページ でご確認ください。


 

旅がもっと楽しくなる、アラビア語講座

レバノンへの旅を、さらに特別なものにするために、現地で使える簡単なアラビア語を一つ覚えてみましょう!

  • ようこそ!:أَهْلًا وَسَهْلًا (アハラン ワ サハラン)
    • 発音の仕方: 「アハラン」と「ワ サハラン」に区切って、ゆっくりと発音します。
    • 使い方: レストランやお店に入ったとき、この一言を言うだけで、地元の人々は笑顔で迎えてくれるでしょう。

 

まとめ:レバノンはあなたの訪問を待っている!

今回ご紹介した、レバノン観光情報については、いかがでしたか?

  • レバノンは「中東の宝石箱」!歴史と自然が織りなすユニークな国。
  • ベイルートビブロスバールベックなど、魅力的なスポットがたくさん!
  • 安全情報に注意すれば、安心して旅を楽しめる!
  • アラビア語で「ようこそ」はأَهْلًا وَسَهْلًا (アハラン ワ サハラン) と言う!

レバノンは、ただ美しいだけでなく、人々の温かさや文化の深さに触れることができる、特別な場所です。ぜひ、あなたの次の旅行先に、この素晴らしい国を加えてみませんか。

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